オランダ1大イベント、盛大な【フラワーパレード】をご紹介!

春。オランダ人にとってはずっとずっと待ちわびていた季節です。
日が短く、長くて暗い冬を終えて、ようやくカフェやレストランの外テラスでコーヒーやお酒を飲める時期。オランダにたくさんあるチューリップやヒヤシンス畑も色づき始めます。

4月からは野外でのイベントも少しづつ増えていきます。
オランダで年に1度開催される盛大な【フラワーパレード】もその一つ。
今回はこの盛大な花のイベントをご紹介します!

フラワーパレード「Bloemencorso」は、毎年4月の第3もしくは第4土曜日に開催されます。
海辺のノールドワイクからハーレムまで約42キロもの道を1日かけて、花で彩られた20台の山車と30台の車がパレードするこのイベント。ノールドワイクを午前中に出発し、午後3時頃にはヨーロッパ最大の花の公園キューケンホフも通過します!パレードがハーレムに到着するのは夜9時頃。

翌朝、ハーレムでは朝からたくさんの出店が出て、地元客や観光客で賑わいます。
なんといっても、オランダの切花輸出は世界一!有りあまるばかりの花の量に圧倒されます!

チューリップやヒヤシンスなど、ほんのりと良い香りが漂います。

今回は「鳥」がメインテーマのようで、たくさんの花の鳥がいましたよ。
咲いている花だけでなく、花の球根も使っているのが面白い。

オランダならではの風車や木靴は毎年の恒例のようですね!

オランダ名物ハーリングが食べられる屋台や花屋さん、子供が遊べる簡易遊園地も設置されていました。1本道に花車がズラーッと並んでいます。途中で「あれ?途切れた。これだけ?」と思っても、まだまだ先にテーマ別に花車が分かれて置かれているのでお見逃しなく!

 

とりわけ可愛い花車がありました。牛がポットやティーカップに入っています!
カップの中でくつろぐ牛の姿がまたなんとも言えずキュートです。

 

17時頃でしょうか、山車の展示も終わり頃になると、地元の人々は次第にそわそわしてきます。

というのも!
この山車に飾られた何千もの綺麗なお花、最後は家に持ち帰ることができるのです!
オランダ人は基本的に花が好きで家に飾っている人が多いです。地元人は何十本も腕に抱えて持ち帰ります。その争奪合戦はすごく、チューリップはほぼ真っ先になくなってしまいました^^;

無くなっていく花を見ているとなんだか寂しい気もしますが、枯れるよりは家で大事に飾ってもらった方が良いのでしょうね!山車によっては、自由に持ち帰ることができるものと、管理する人に声をかけないと持ち帰れない山車もありました。

私は争奪合戦に圧倒されてしまい、グイッと入り込むことができませんでしたが、数本だけ持ち帰ることができましたよ。

 

いかがでしたか?
花の祭典、春のお訪れを地元の人と祝うことができる楽しいお祭りでした!

観光で来て、花は持ち帰らないよ〜という方は最後までいない方が良いかも?です(笑)
せっかくなら針金の露出した山車ではなく、花いっぱいの山車を思い出にしたいですから!

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

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