モロッコ・スペイン・ポルトガルの旅(モロッコ観光編 )大迷宮フェズと青の町シャウエン

迷宮フェズと青い町シャウエン

こんにちは。

前回はマラケシュから砂漠の町メルズーガ、そして砂漠でラクダに乗り、深夜叩き起こされた所まで書きました。
今回は大迷宮フェズと青の町シャウエンについて記したいと思います。

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砂漠からフェズへ。タクシーを相乗りがおすすめです。

翌朝(夜?)2時半、私たち砂漠ツアー参加者は”Wake up! Wake up! Chinese,Japanese,Korean, all wake up!” という繰り返される大声で叩き起こされます。あの、Koreanはいないんですが・・・。どうやら出発のようです。
え、まだこんなに夜なのに?私たちは眠い目をこすりながら、またラクダに乗り、来た道を引き返すのでした。午前3時半に出発し、30分後には辺りは明るくなっていました。

暴れん坊ラクダ。隊列の最後のラクダで、後ろを綱で繋がれていなかったのでかなり自由な感じでした・・・。

 

にやり。ラクダって角度により変顔になるのが面白い。

 

次の目的地、フェズに向かいます。
ツアーからそのままフェズに行く場合、ツアー最終日にローカルバス(約17€)に乗り換えます。私たちは他の参加者とタクシーの相乗りを頼み、約20€で快適にフェズまで行くことができました。バスは色々な所で止まるので、他にフェズに行く参加者がいれば相乗りがスムーズでおすすめです!

フェズは迷宮の街、アラビアンな雑貨天国。ガイドしてあげるよ、は絶対についていかない!

フェズ、旧市街のシンボル的存在のブージュルード門の前に到着。

フェズの町は世界一の迷宮都市といわれています。

一度メイン通りを離れると、とたんにどの方向に行ったら良いのか分からなくなるほど
複雑に入り組んでいます。
Googleマップでもお手上げでした。

一度迷ったら、あれ?ここ少し前に通ったような・・・?

ここで、若い男の子が寄ってきて、こっちの方向に行くと有名なモスクがあるよ!など言って、頼んでもいないのに一緒についてくる場合があります。この付いてくる、というのが厄介で、愛想笑いをしたものなら、どんどん付いてきて最終的にはチップを要求されます

モロッコでは喜怒哀楽がしっかりとしているので、嫌なことは嫌と言った方が良いです。礼儀正しく笑顔で断る必要もありません。それでも付いてくる場合はひたすら無視をするしかありません。

フェズはアラビアンな素敵な町で、旅人をウェルカムしてくれる優しい人も多い反面、一部で嫌な思いをすることもありました。
自分で迷宮の色んな道を探検してみたいと思う方は、以上の点に気をつけてくださいませ。

自分では不安という方は、各ホテルから申し込める3時間ほどのフェズ旧市街をまわるツアーがおすすめです。プライベートだと20€、グループだと5€くらいでした。

 

フェズ2日目は、今まで一緒に行動してきた香港のおじさんが私達夫婦をツアーに招待してくれたので、タンネリやモスクなど主要な名所は大体行くことが出来ました!(見た目)若めのおじさんは、70歳での一人旅で、写真が趣味、今までインドや日本などにも一人旅したそうです。笑顔が素敵で年齢を感じさせないパワフルな70代、素晴らしいですね。そんなおじさんと出会えたのも旅のおかげです。

旧市街タンネリ(革職人街)の染色場です。赤、青以外は茶系が多い印象でした。

 

 

フェズの町で入ったおすすめの飲食店をご紹介します。
ネジャーリン木工芸博物館(入場料20dh)の最上階にある小屋のようなカフェで飲んだ
搾りたてのフレッシュオレンジジュース。外が暑すぎたからか、余計に美味しく感じました!
テラスからのフェズの眺めもよいです。

 

ブージュルード門から入ってすぐのレストランエリアにあるLaglaliのブロシェット
ここのお肉は待たされましたが、鳥肉も牛肉もジューシーでとっても美味しかったです。

先にお肉から出てきました。後からたっぷりの揚げたてポテトが付いてきました。あ〜また食べたい!

小高い丘から見たフェズの全景。
マラケシュのピンク、シャウエンの青とは異なり、白が基調です。

 

フェズで宿泊したのはRiad Verusです。
ブージュルード門まで歩いて7、8分くらいです。
明るいオランダ人女性のオーナーさんで、色々気にかけてくれたので安心して泊まれました。

Riad Verusのサロン。ソファとクッションの柄が統一されていて素敵でした!

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青の町シャウエンへ。そこは長居もできそうな居心地の良い素敵な田舎町でした!

フェズからシャウエンへはCTMのバスで向かいます。
モロッコのCTMバスは清潔感があって快適そのものでしたよ。

シャウエンの町に到着。
のんびりとした居心地の良い町です。フェズで経験したようなエセ若者ガイドたちはみかけません。旧市街は青色の建物が特徴的で、日があたると更にきれいに青が反射します。

なぜ青色なのか、気になりますよね。その理由を調べてみたところ、最も有力なのは、昔スペインから追われてシャウエンに住みついたユダヤ人にとって青が神聖な色であったことから、家や道を青色で染めていったのだそうです。その他には、夏の暑さを視覚的に紛らわせるためだとか、虫除けのため、などの説もあるそうです。

確かに、青色はクーリングダウンする色ですよね。
日本でもこういう青色の村、があれば夏の避暑地として流行るかもしれません。

ちなみに旧市街中心地は青色じゃありません。個人のお家が青色なのですね。

シャウエンではこれぞと言った美味しい食べ物には出会えませんでしたが、価格帯はフェズやマラケシュより安く外食できる感じですね。見所は少ないですが、旧市街全体が美しく穏やかな雰囲気ですので、のんびりしたい方は、ここに2泊しても十分楽しめるのではないかと思いました。実際、シャウエンに長く滞在している日本人もいました。

次回はシャウエンからタンジェ、そして一気にセビリアへ、ジブラルタル海峡を渡ります。
新タンジェ港へのバスが見つからない・・・!?

次回に続きます。

モロッコ・スペイン・ポルトガルの旅(セビリア・リスボン観光)ジブラルタル海峡を渡り北上

2016.07.14
迷宮フェズと青い町シャウエン

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