夏の旅行にバルカン半島を縦断する計画を立てました。
ギリシャから始まり、バルカン半島を中心に10ケ国をめぐる12日間の旅です!
国は以下の順番にバスでまわります。(★は今回訪れる場所)
★ギリシャ(アテネ)→ブルガリア(ソフィア)→マケドニア(スコピエ)→コソボ(プリシュティナ)→モンテネグロ(コトル)→★クロアチア(ドゥブロヴニク)→ボスニア・ヘルツェゴビナ(サラエヴォ)→セルビア(ベオグラード)→ハンガリー(ブダペスト、エステルゴム)→スロバキア(シュトロヴォ)
正直なところ、10ケ国を12日でバスめぐりするのは体力的にきつかったです・・・
が、苦あり楽ありの色々満載で、結果的にはかなり思い出深い旅となりました。
長くなるので、ギリシャから始まりハンガリーにいたるまで、数回に記事を分けて書こうと思います。お付き合いいただけると幸いです!
ギリシャの8月は灼熱!
オランダ発のLCC、Transavia航空を利用してギリシャのアテネに到着。
それにしても、暑い・・・。暑すぎる・・・。
季節は8月下旬、一番暑い時期に訪れた灼熱のアテネ。
とにかく帽子を被らないと熱射病にかかってしまいそうなくらいの猛暑でした。それでも観光はしないと来た意味がないと、宿に荷物を置いて市街へ向かいます。
落書きとガタガタの道を通ります。
ギリシャの名物料理とスイーツを食べよう!
まずは腹ごしらえのために宿近くを歩いていると、ATTIKA APTONOIEIAという店を見つけました。
入ってみると、パンやお惣菜が並び、2階に食事ができるスペースがありました。
たくさんのギリシャ料理がガラスケースに並び、好きなものを取ってもらいます。
テイクアウトも可能です。
あとで調べてみると、こんな料理がありました。
ムサカ(ジャガイモ、ナスの上にミートソースとホワイトソースがかかったグラタンのような食べ物)
パスティツィオ(パスタとひき肉のグラタンのような食べ物)
ケフテデス(ギリシャ風ミートボール)
ギリシャといえばスイーツも豊富で、甘いシロップがかかったパイのようなお菓子が多い印象。こちらのお店では、ガラクトブレコ(ギリシャの伝統菓子)というカスタードパイが美味しかったです!
ギリシャ料理はオリーブオイルがたっぷり、量もたっぷりめなので、頼みすぎると確実にお腹がもたれますので注意が必要です。
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ギリシャを代表する遺跡群アクロポリス
アクロポリスへ行くために地下鉄に乗ります。
駅を出ると、目の前にさっそく遺跡が飛び込んできました!
アクロポリスの麓にある旧市街プラカから歩いてアクロポリスへと向かいます。
アクロポリスは「高い場所」を意味するようで、有名なパルテノン神殿やアテナ・ニケ神殿、エレクティオンなどの遺跡群からなり、古代ギリシャの都市国家を象徴する場所になっています。
太陽に照らされた遺跡は素晴らしいのですが、遺跡の白い反射でますます灼熱感が増し。。暑すぎます。
パルテノン神殿に登るのは、夕方16時頃からにするとしましょう。
暑い昼間には博物館で涼みながら展示物を鑑賞するのが一番!
ということで、アクロポリス博物館へ。
博物館の地下にはそのまま遺跡が眠っており、入り口から下をのぞけば遺跡が・・・。
さすがアテネです。
アクロポリスから出土した古代ギリシャの貴重な文化財がずらりと展示されています。
アクロポリスの神殿群の装飾は一部レプリカですが、オリジナルはこの博物館で展示されています。
エレクティオン神殿の柱の女神像やパルテノン神殿の破風などもその一つで、本物とあらば見応えもあります。
上階にはパルテノン神殿が眺められるカフェがあり、特に夜景が美しいです!
夕方になり、アクロポリスへ。
アクロポリス麓のディオニソス劇場はギリシャ最古の円形劇場です。
パルテノン神殿の大理石の柱は巨大で圧倒されます。
2千年前の建物を見られるなんて、ロマンがありますね。
古代アゴラにあるヘファイストス神殿です。
こじんまりしていますが保存状態の良い神殿です。
フィロパポスの丘。丘からはアテネ市街を望めます。
遺跡を後にして、麓まで降りてきました。
プラカ地区からはだいぶ離れますが、MELIARTOSというカフェのピタサンドイッチは美味しかったです!
MELIARTOS周辺にはプラカのような観光客向けというよりは、地元の人向けのおしゃれなカフェやショップが立ち並んでいて、若者が多く小洒落た地区という感じです。
夕食時。アテネはケバブ屋が多く、かなりガッツリとしていますが、
これが美味しいんですよね~。。
夕暮れ時のゼウス神殿へ。
神殿の跡はほぼ残っていませんが、巨大な柱を見ると当時の神殿の大きさが計り知れます。
アテネ国立美術館には最重要彫刻がずらり
アテネ国立考古学博物館では、ギリシア全土から集められた、古代ギリシャの中でも最重要と言われている遺跡がたくさん展示されています。
それにもかかわらず、ガラスケースには入っておらず、数センチの距離で見ることができ、写真撮影も可能です。日本だったら考えられないかも?
ギリシア神話に出てくるゼウスやポセイドン像は2000年以上も前に造られたものだというのに、今にも動き出しそうなリアルさ。
遥か昔の自分たちと同じ人間が創ったものなんだ・・・と考えると、にわかに信じがたい気持ちになります。1メートル以上もある巨大な壺はどうやって使っていたのかが気になります。
カフェでアイスコーヒーを飲んで喉を潤します。
水分補給をしながら何とか猛暑のアテネを観光できました!
常夏のアテネでは、外の遺跡を見るなら朝か夕方以降がおすすめです。
治安面では場所によりますが、正直治安が悪そうな所もありました。
一度は深刻な財政危機に陥った国ですから、インフラ面でもあまり良いとはいえなかったです。
日中は観光地周辺は賑わっていて、観光客も地元の人も多いので、スリなどに気をつければあまり問題はないのかなと思います。
見所満載のアテネ、もし行かれる際には、何かの参考にしてみてください!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。