12日間でバルカン半島とハンガリーの10ケ国をめぐる旅。
国は以下の順番にバスでまわります。(★は今回訪れる場所)
ギリシャ(アテネ)→ブルガリア(ソフィア)→マケドニア(スコピエ)→コソボ(プリシュティナ)→モンテネグロ(コトル)→クロアチア(ドゥブロヴニク)→ボスニア・ヘルツェゴビナ(サラエヴォ)→セルビア(ベオグラード)→★ハンガリー(★ブダペスト、エステルゴム)→スロバキア(シュトロヴォ)
ノミの悲劇に見舞われたセルビアを後にして、バスで最終目的地、ハンガリーのブダペストに向かいます。
ギリシャから入って、ようやくまたEU圏の国へと入ります。
バスがセルビアとハンガリーの国境にさしかかろうとしたした瞬間、窓の外に多くの人だかりとテントが見えました。
それは初めて見る難民キャンプでした。
ハンガリーへ入国できない難民たちが大勢セルビアの国境付近で待機していたのです。
ギリシャからヨーロッパに入り、ドイツや北欧へと移動する難民たちの話はニュースで話題になっていましたが、今までバスで移動してきて初めて目にする光景でした。
バルカン半島からEUに入るためのハードルの高さをつくづく感じた出来事でした。
ハンガリーで初のAirbnb(エアビーアンドビー)
ブダペストに到着。まずは3日間宿泊する宿に向かいます。
今回は初めてAirbnbを使ってみることに。以前から気にはなっていました。
地下鉄を降りて、ホストの家は鎖橋と中央市場から歩いて3分という好立地。
鍵の引き渡しがうまくいかず手間取ったものの、ホストがまだAirbnbを始めたばかりだったので、アパートの最上階、1LDK、バスタブ付きというお部屋を約3千円で借りることができました。(今は評価がつき、値上げをされていました)
Airbnbでは実際に現地の人が暮らしているお家を垣間見ることができ、なかなか面白い体験でした!
漁夫の砦は絶好のビューポイント
漁夫の砦はブダ側に建つ砦で、対岸のペストが一望できます。
ネオ・ロマネスク様式だそうで白亜の回廊が素敵。
ヨーロッパでも有数の美しさと言われる国会議事堂や鎖橋も、その全体を見ることができる絶景スポットです!
広場ではゴシック様式の装飾が美しいマーチャーシュ教会があります。
16世紀オスマン帝国に支配されていた時期は、モスクとして機能していた時期があったのだそう。
19世紀、本格的な修復作業により本来のゴシック様式を取り戻したという教会。
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ブダ城はブダの丘の世界遺産のお城
ブダ城は、過去にモンゴル軍やオスマン帝国の攻撃を受け城が破壊されますが、ハプスブルク家によって再建されました。
その後も世界大戦で多くの被害を受けながらも20世紀に再建されたようです。
お城までは坂を歩いて登るか、ケーブルカーに乗って行くことも可能です。
ブダペストと言ったらやはりセーチェーニ鎖橋。
ドナウ河に架かるブダとペストをつなぐ橋で、歩いて渡ることができます。
ライトアップが特に美しく、週末になると夜にたくさんの若者が集まり、鎖橋に座って話したりくつろいだりしていました!
ドナウ河遊歩道。
向かいにブダ城が見え、ちょっとした散歩道です。
いかがでしたか?
ブダペストはドナウ河を挟んで「山のブダ」と「平地のペスト」からなるとても広い街なので、3日間でも足りないほどでした。
食事も美味しく、欲を言えば1週間でも観光で滞在したい街だと思いました。
次回、ブダペストでの食事やスロバキアのシュトロヴォ日帰り観光について書きたいと思います!
<余談>ブダペストの病院へ行く
ブダペストに着いた頃には、セルビアでのノミ事件で痒さがピークに!
腕、足、顔とほぼ全身をやられてしまい、特に足首から下は靴下を履いているので靴と擦れ合う部分が痒くてたまりません。
よほど強力なノミだったのか、とにかく尋常でない痒さ!
薬局で痒み止めのお薬をもらいましたが、全く効果がありません。。
帰るまではあと3日、そんなに我慢できないということで、ブダペストで病院を探して行くことに。
調べてみるとハンガリーは自由診療のため、行きたい時に近くの病院で診てもらえる日本と同じシステムでした。
ネットで探した皮膚科は、アパートメントの1室が診療所になっていたので、入り口がわからず住人に聞いてようやく発見。
健康保険はないので自費診療です。すぐにドクターが丁寧に診療をしてくれました。
幸い、処方箋を含めて20ユーロほどで診てもらいました。
日本で無保険で皮膚科にかかることを考えたら安いものだ・・・!
飲み薬と塗り薬をもらい、なんとか無事に痒さはおさまりました。
もうノミにはこりごりです。。。