約2000年前火山灰に埋もれたポンペイは、現代に通じる街だった!

ローマからアマルフィに向かう途中、同じ南イタリアに位置するポンペイ遺跡
を経由して行けることが分かり、遺跡にも行ってみることにしました。

できれば、途中駅のナポリで本場のピザも食べたい!

今回は、AMローマを出発→ナポリで昼食→PMポンペイ遺跡を観光というプランで行くことにしました。

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ナポリでピザを食べられるか?

ローマのテルミニ駅を早朝に出発し、まずはナポリ駅に到着します。

ナポリは治安面で多少不安があったので、駅の近くのピザ屋さんへ直行。

時刻は11時30分頃でした。お店に到着すると、

あれ、まだ準備中・・・?

グーグル情報では、お店は11時~と書いてあったのですが、お店の人に聞くと12時から営業とのこと。

そ、そんなぁ〜・・・!

あえなく食べられず。
仕方ないのでピザ屋で食べるのはあきらめて、駅のそばで見つけたソーセージ屋に入ると、小さなホールピザが1.5ユーロでした。安いです(笑)

陽気なおっちゃんからピザを買ってポンペイへ出発。
さすがはナポリ、1.5ユーロピザでもモチモチで美味しかったです。

 

ナポリから鉄道に乗ってポンペイに到着しました。

いざポンペイ遺跡へ!

学生の頃に、火山灰に埋もれてしまったポンペイの写真を見て衝撃を受けたのを思い出します。

ポンペイは紀元62年の大地震の後、79年にヴェスヴィオ火山が大噴火し、1日にわたって火山灰が降り続き、翌日発生した火砕流によって町は完全に覆いつくされてしまいました。
噴火直後に多くの人が避難したようですが、残っていた2千人程度が灰に覆い尽くされてしまったのです。

負の遺産がこんなにも観光地化されているのは、古代ローマ時代の壁画や住宅が当時のままの状態で発掘されたからです。

劇場、公衆浴場、教会、バーやパン屋さん、娼婦の館まで、古代ローマ人の生活を当時のままの姿で見ることができます。すごいことですよね。

こちらは円形闘技場

テルマエでは、掘られた文字もくっきりと残っていました

下水道設備も完備されていて、現代人にも通じる生活を古代ローマ時代からしていたなんて。
その頃は日本がまだ弥生時代だったことを考えると、古代ローマはかなり先進的です。

遺跡が発見されてから、すでに何十もの建物が荒廃し倒壊してしまったようで、現在も荒廃は続いています。
倒壊せずに残っている貴重な建物群を見学します。(観光客が入れるのは遺跡の中でもほんの約10%のようです)

街は区画ごとに整備されていたのがわかります。

 

ポンペイの中心広場です。

 

古代ローマ人が生活していた場所では、壁画の色が鮮明に残されています

 

個人宅には現代にも通じる「犬注意!」の絵が描かれていたり。

彼らが先陣となり今の生活の基盤を作っていたのがわかります。
遺跡でありながら、一つの町を見て歩いたような感じがしました。

 

ポンペイ遺跡では、石膏で復元された、当時の人々が亡くなる直前の姿が心に刺さります。
多くの火山を抱える日本も他人事ではないと思うと、さらに心にズシンと響くものがありました。最後にもう一度ヴェスヴィオ山を見て遺跡を出ました。

かなり広くて見応えのある遺跡なので、1日かけて行ってよかったなと思います。

ローマやナポリから若干距離はあるもののアクセス自体は悪くないので、
南イタリアを訪れた際には旅程に組み込んでみるのも良いと思います。

次回はポンペイからサレルノに向かい、最終目的地のアマルフィを目指します。

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