スペインのセビーリャに行ってからというもの、すっかり気に入ってしまったスペイン。
今回は北部のバルセロナへ行ってみることにしました。
2度目のスペインです!
出発の前夜から目が冴えてしまいなかなか寝つけませんでしたよ。
今回も、バルセロナの多彩な見所にすっかり魅了されてしまいました。
たくさんあるのですが、そのうちの6つをピックアップしてご紹介したいと思います。
Contents
バルセロナカードで交通機関乗り放題&お得に美術館へ行けちゃいます
LCCのTransavia航空を使い、25ユーロでオランダからバルセロナまでひとっ飛び。
到着したらまずはネットで購入しておいたバルセロナカードをツーリストインフォーメーションで本券と引き換えます。
カードは、バルセロナ中心部の交通機関が乗り放題、美術館は無料または割引になるお得なカードです。
2日券~5日券まであり、2日券は20ユーロで購入できます。
ネットで予め購入しておくと若干割引が効くので、現地で買うよりもお得ですよ!
バルセロナは大きな都市なので、観光には地下鉄移動が欠かせません。
地下鉄1回券は2.15ユーロほどするので、たくさんの観光地を効率的にまわりたい人には、観光地の割引も効く事ですし、カードはお得かなと思います。
【見所その1】サグラダファミリアがスゴすぎる!地下のミュージアムも必見です
ガウディの代表的建築、サグラダファミリア。
サグラダファミリアには2つの門、誕生の門と受難の門があります。

こちらは生誕の門です。花や草木が喜びを表しています。
生誕の門はキリスト誕生を祝う華やかさ、受難の門は、キリストの最後の晩餐からの受難、処刑され復活するまでのストーリーが石像で表現されています。
少し遠くから受難の門を見上げると、復活したキリストが天から地を見下ろすように座っているのが見えます。

受難の門です。骨の形をした柱が並びます。塔の間の真ん中にキリストが座っています
どちらの門も見応えは十分、とても素晴らしいです!
教会は入った時から何となく森の中にいるような印象を受けます。

なぜそんな印象を受けるのか?
それは地下のミュージアムでガウディがモチーフとしたものを見れば理解できます!
細かくは書きませんが、自然にまつわるものを建築に取り入れていたガウディ、
そんな発想を、こてこての西洋建築が主流だった当時に実現していたなんて、革命的!
としか言いようがありません。ガウディは晩年はずっとこのサグラダファミリアに泊まり込みで建築に携わっていたそうです。
サグラダファミリアにはどちらの門からもエレベーターで登ることができ、私は生誕の門から登りました。
ガウディの先鋭的でユニークな発想を間近で見ることができます。


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【見所その2】カサバトリョは必見。ガウディ建築を知るには一番!
カサバトリョは19世紀ガウディが繊維業者のバッリョ氏の依頼を受けて改築を手がけた邸宅です。

内部はガウディ建築を分かりやすく解説してくれる日本語のオーディオガイドで見学することができます。
このガイドが面白い!
スマホの動画を見ているように、建物の一部が突然動物になり動き出したりします。
要するに、その動物がモチーフになっているのですね。壁の色のグラデーションや、うねうねと曲がった手すりなど、全ては計算しつくされたもの。
階段の1階からテラスまで登ると、あ~なるほど!と解き明かされる事も。

渦を巻く天井、ブルーのステンドグラスやタイルの装飾など、まるで海の世界にいるような気分になります。

渦を巻く天井や

まるで海の生物のような窓

ファサードの石柱の形から「骨の家」と言われることも。

ちなみに、中のエレベーターは今も動いていて、ちゃんと乗ることができます。
ガウディ建築の素晴らしさが凝縮されたような建物。
もし時間がなくてもここだけは行くことをおすすめします!
【見所その3】カサミラのテラスはまるで異空間。モアイ?宇宙人?
カサミラはガウディが54歳の時に設計した邸宅。
入場料はバルセロナカードで割引になりました。

ここで見たかったのは、有名なテラス。
まさにメイン会場と言わんばかりに、エレベーターで一気に登ってテラスから見学がスタートします。
エレベーターを降りた瞬間、目の前には不思議な光景が!

モアイのようなフォルムの煙突が点在していて、まるで別世界にいるような気分です。


なだらかな建物の曲線と広々とした空が望めることもあって、イメージとしては沙漠とか宇宙という感じ。人それぞれ感じ方は違うのでしょうが、きっと何かしらのインスピレーションを受けるのでしょうね。
カサミラは外観は地中海をイメージした曲線、テラスは月面の風景とも例えられているそうです。
ガウディは、当時テラスに十字架をつけるなんてつまらないと言っていたそうです。
常識にとらわれないのがガウディの建築の面白さ。


下は個人宅になっています

夜はライトアップ。日が落ちるまでいてしまいました。
カサミラは現在も住んでいる住人がいて、商業施設としても使われています。
住空間の一部は見学することができますよ!
【見所その4】バルセロナ一望スポットが気持ちいい!
地下鉄をスペイン広場で降りて、カタルーニャ美術館へ。

丘の上にあるので、階段を上るにつれてバルセロナの街並みが広がります。

丘のてっぺんにある美術館の一帯は広々とした公園になっており、眺望良し、のんびり散歩するのに良い空間です。
ランニングをしたりくつろいだりしている人がたくさんいます。
徒歩10分ほどの場所にミロ美術館もあります。

カタルーニャ美術館には、ガウディがデザインした家具や近代美術が豊富ですが、個人的には宗教画が新鮮でした。
イタリアやフランスなどで見るようなルネサンス期の宗教画とは異なります。
鮮やかな色使いと大胆な筆使い、キリストやマリア様の表情がどことなくユニークです。
地理的にアフリカや中東の影響を受けているのでしょうね。
普段宗教画はそこまでですが、カタルーニャの宗教画はすっかり気に入ってしまいました。
【見所その5】海へは中心部から簡単に行けちゃいます
バルセロナといえばやはり海ですよね。
カタルーニャ広場を起点として歩いても約18分、地下鉄を使っても気軽にビーチへ行けてしまいます。

海岸沿いではベンチや砂浜でくつろいだり、ランニングやビーチバレー、サイクリングなど運動したりしている人たちも沢山いました。
夏は海水浴の人たちでさらに賑わうのでしょうね。
バルセロナは広場も道路も広くて開放的な場所が多いのがうらやましいです。

【見所その6】グエル公園で世界一長いベンチに座ってのんびり
バルセロナを象徴するモザイクタイルですが、一番たくさんみられるのはやはりグエル公園ではないでしょうか。
世界一長いと言われているスネークベンチや、公園入り口のトカゲの噴水は有名です。

スネークベンチ。モザイクがカラフル!
スネークベンチから見るバルセロナの景色やガウディ建築もまた素敵です!


世界一有名なトカゲですね
公園内には工夫を凝らしたデザインがたくさん!

真ん中の鳩は本物です。


チケットは、あらかじめ公式サイトで購入しておくと割引があってお得です!
私がバルセロナを好きなわけ
バルセロナはやはり大好きな都市です!
セビーリャに続いてバルセロナを観光して、ますますスペインが好きになりました。
その理由はやはり、
温暖な気候と明るい雰囲気。
通りが広々としていて開放的!
大都会なのに緑も海もある。
夜はバールでワイワイと楽しい街。
人が朗らか!よくしゃべる!(笑)
治安に関しては、少なくともイタリアやフランスの大都市などよりは治安が良いと感じました。
道や地下鉄は整備されて綺麗だし、観光客への配慮もされているなと思いました。
バルセロナへお出かけの際には、何かの参考にしてみてください!
長くなりましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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