チェコのチェスキークルムロフ。
行ってきた人たちから度々おすすめされてきた場所なので、ずっと気になっていました。
今回、チェコのプラハからバスに乗ってチェスキークルムロフへ。
のどかな田園風景を眺めながら約3時間で到着します。
チェスキークロムロフはクルムロフ城とヴルタヴァ川(日本でいうモルダウ川)がシンボリックな世界遺産の小さな町です。
ほんとうに小さいので、1日あれば見所は十分まわれます。
一大観光地なのに、町の物価は平均的なチェコの物価程度で安いです。
ホテルもレストランもお土産屋さんも良心的。
チェスキーの城や町には外壁にだまし絵がたくさん描かれています。
その昔ボヘミアのローゼンブルク家の貴族が中世イタリアやフランスの豪華なルネッサンス装飾に魅了され、それを模した装飾をチェスキーの町にも施したのだそうです。
宿の近くにもだまし絵がありました。
クルムロフ城は市街から高い場所にあるので坂道を登っていきます。
見晴らしが良いポイントはいくつかありますが、入り口近くの塔からは360度ぐるっとボヘミアの景色が広がりとても美しいです!
お城を上まで登っていくと、他にもブラーシュティ橋や城壁の一部から市街を一望できる場所があります。
クルムロフ城の門をくぐり坂を上がっていくと、ヴァーツラフの地下室が。
地下の洞窟を利用した現代アートギャラリーです。
気になったので入ってみると、薄暗い洞窟に「歯」の水場、なんともシュール。
いろいろな造形の「歯」があったり、動物と融合した人間の彫刻など。
チェコの有名彫刻家の作品のようですが、もともとは牢獄として使用されていたという言い伝えもあるようで、少し不気味な雰囲気もします。
城壁のすき間からのぞいてみたら、素敵な額縁になりました。
坂道を登りきると、お城の庭園にたどり着きました。
フレンチガーデンと英国式の庭園があり、春夏にかけては花が咲き誇りとても綺麗とのこと。秋は紅葉が綺麗でした!
庭園はとっても広いのでぐるっと1周したらかなり時間がかかりそうです。地元民の憩いの場でもあるようでした。
ここにもベンチに座ってチェスキーを一望できるポイントがあります。
景色を眺めてばっかりですが、宝石のように美しい街並みはいつ見ても飽きないのです。
遠くにそびえるボヘミアの山々と中世の街並み、それを囲むモルダウ川の美しさ!!
ちょいとちょいと、そこの人。
興奮しすぎですよ。
お城の向かいに見えるナ・オストロヴィエ通り前の憩いの場。
滞在中にこのベンチによく座りました。
クルムロフ城のライトアップは幻想的でロマンチック。
照明のあて方がまたお上手です。
左隣のカップルを横目に、私は右隣にいる中国人三脚カメラマンと一緒になって写真を撮りまくりです。
チェスキーには可愛い小洒落たお店がたくさんあります。
チェコで有名なオーガニックコスメのBotanicusや、温かみのある木を使った雑貨のお店なども。
雑貨店を一通りめぐった後は、ムニェスツキー公園へ向かいます。
この公園からは町のシンボル的存在、聖ヴィート大聖堂が川を挟んで真正面にそびえます。
間近で見ると意外に大きくて迫力があります。
私は旅行中、この町には1週間でもいたい気分になりました。
なんというか、懐かしい気分がしたのです。
ここは日本ではありませんが、川のせせらぎ感が日本の温泉街を思い出させます。
目を閉じて遥か遠い鬼怒川温泉を想像すると。。やっぱりそうだ(笑)。完全に主観ですが。。
いかがでしたか?
自然に囲まれた素朴な町の雰囲気と、ヴルタヴァ川の流れの心地よさ。
チェスキークルムロフでは、本当にゆったりとした時間が流れています。
すぐ帰らないで、できればゆっくり過ごしたい。
またいつか機会があれば行ってみたい場所です。
もしお出かけの際には、何かの参考にしてみてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!