ドイツバイエルン州にあるノイシュヴァンシュタイン城。
シンデレラ城のモデルとして、とても有名なお城ですよね。
行ってみたかった場所の一つです。
オーストリアのザルツブルクからスイスのチューリッヒに向かう途中、ミュンヘンを経由してお城を観に行くことにしました。
ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城への行き方
まずは、お城があるバイエルン州の移動にお得なバイエルンチケットをDB(ドイツ鉄道)のウェブサイトか現地で購入するのがおすすめです。
城までの行き方は、ミュンヘンからフュッセンまで約2時間電車に乗り、
フュッセンからバスに乗り換えて約10分で城の麓の町ホーエンシュヴァンガウに到着。
そこから徒歩かバスでノイシュヴァンシュタイン城へ向かいます。徒歩だと30分~40分ほどかかるようですが、バスだと約10分ほどでお城の近くまで到着します。
バイエルンチケットはミュンヘン→フュッセン→ホーエンシュヴァンガウまでの移動で使用できます。
春でも防寒着をお忘れなく
城の麓の町ホーエンシュヴァンガウに到着。
うーん・・寒すぎます。山はなんて寒いのでしょう。。。あなどっていました。
余談ですが、その昔長野で登山をし、山の中にある宿に着くのが夜の19時頃になってしまいました。辺りはだいぶ薄暗く、もう少しで闇が訪れる頃でした。
宿に着くと宿主が仁王立ち。そして開口一番
「遅いっ!!山をなめとっちゃいかん!!」
と激怒されたことを思い出しました。暗い山で迷子になり遭難する可能性もあったわけですね。その時は深く反省したのでした。
それなのに、また山をなめていました。4月でもきちんと防寒はしていきましょう!
スポンサーリンク
マリエン橋からお城を望む
マリエン橋やお城には、山を歩いて登っても、バスでも行くことができます。
私は帰りの鉄道の時間を考え、バスで行くことにしました。
バスを降りるとすぐ、マリエン橋に行く道とお城に行く道の2方向に標識があるので、どちらも迷わずに行くことができます。
マリエン橋は坂道を5分ほど登った場所にあります。
橋に足を踏み入れると、この橋大丈夫か・・・?
と多少不安になりますが、
崖と森の上に立つ素晴らしいお城を見ると、怖さも吹き飛ぶはず?!
孤立の王が建てた憧れの城のお話
城を建てたルートヴィヒ2世をめぐるお話は、おとぎの世界とはまるでかけ離れたお話です。
18世紀普墺戦争で敗れたバイエルン王のルートヴィヒ2世は世の中から孤立をしていき、崖の上にまるで中世の王のような気分を味わえる孤城を造らせました。城を建てたことで現実から逃れて自分の世界に閉じこもるようになっていきます。
それはあくまで彼のロマンを追い求めた趣味的世界であり、城のために多くの王室の資金を費やしました。借金を重ねたあげく、やがてルートヴィヒ2世は軟禁されてしまい、最後は謎の死を遂げるのです。
何だか哀愁漂うお話。
この話は日本語のオーディオガイドで聞くことができます。
お城の内部はツアーでしか見ることが出来ないので、多少急ぎ足な部分もありますが、
世界のいろんな地域の文化を融合したような内装で、ルートヴィヒ2世の趣味的嗜好を垣間見ることができました。
ミュンヘンから個人旅行でも日帰り可能なノイシュヴァンシュタイン城。
行かれる際には、何かの参考にしてみてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。