地中海の絶景の島!マルタでおすすめの観光名所7つをご紹介

 

マルタのイメージと言ったら地中海と要塞、中世の街並みでしょうか。

青い海を眺め、街を散歩してゆっくりと過ごす。それくらいしか思っていなかったのですが、
実は見所がたくさんある国で、最後まで観光づくしの旅となりました。

今回はオランダからTransavia航空でマルタ島へ向かいます。

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マルタってどんな国?

マルタはマルタ島とゴゾ島、コミノ島の3つの島からなる共和国です。
一番大きなマルタ島は東京23区の半分ほどの大きさなので、とっても小さい国ということがわかります。

マルタ島は地中海のちょうどイスラム圏とヨーロッパ圏の中間に位置しているので、昔からその支配をめぐっての対立が多く、16世紀にはマルタは巨大オスマン帝国の攻撃を受けます。

それをなんと数ヶ月で撃退したのは当時マルタを所領していた聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)です。
当時は軍事的にも巨大だったオスマン帝国を破ったことは、マルタにとっては、輝かしい栄光に値すること
首都バレッタは当時の騎士団長の名前に由来しています。
バレッタには騎士団が祈りを捧げていた華麗な教会もあります。

現在では軍事的な意味は薄れ、医療活動を行う団体としてイタリアなどで機能しています。
マルタは、十字の旗を掲げた騎士団の存在なしには語れない国と言っても過言じゃないほど街にはその跡が残されています。

【見所その1】騎士団の聖ヨハネ准司教座聖堂は華やかな黄金教会

聖ヨハネ准司教座聖堂は16世紀にマルタ騎士団によって建てられた教会です。
旧市街の真ん中にそびえています。外見は何ら派手さはないものの、中に入ると黄金で埋め尽くされ、豪華な装飾に目を奪われます!

日本語のオーディオガイドが借りられるので、内部にある彫像や壁画が何を意味しているのか理解を深めつつ見学できます。
イタリアやフランスなど各国の騎士団で別々のお祈り場があり、それぞれ装飾も異なります。
天井の騎士団にまつわる絵画や床一面の墓碑のモザイク画など見所満載です。

当時の騎士団の権力の大きさを物語るような豪華絢爛さ!

あまりの煌びやかさに目が眩みます。
有名画家カラヴァッジョが残した大作も必見です!

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【見所その2】アッパーバラックカガーデンズでマルタ一望!

聖ヨハネ准司教座聖堂から8分ほど歩いてアッパーバラックカガーデンズへ。
春から夏にかけては花が咲く綺麗な庭園です。
庭園は小さいですがベンチの数が多く、屋外カフェもあるので、バレッタ観光中にちょっと休憩したい時にものんびりできると思います。

一番の見所は、間近で見る要塞とグランドハーバーの景色でしょうか。
とても綺麗で素晴らしいです!

12時と16時には要塞から大砲が発射されるということで行ってみました。
その時間はすごい人だかりです。
1発なのでほんの一瞬で終わってしまいますが、なかなか見る機会はありませんからね!

ドーン!と一発だけ発射されました

庭園にはバラックカ・リフトというエレベーターがあり、要塞の下まで降りることができます。
スリーシティーズという対岸の町へ行きたい場合には、リフトから下に降りてすぐのフェリー乗り場で船に乗ります。

これがそのリフト。下りは無料です。

船は30分毎に出ていて、往復約3ユーロほど
というわけで、船に乗ってスリーシティーズの景色を眺めます。

たくさんの船が停泊していました

往復するだけでも十分楽しめる景色です

【見所その3】ブルーグロット(青の洞門)でボートに乗る

ブルーラグーンといえばやはりイタリア・カプリ島の青の洞窟。
私は時間的な都合で近くまでは行ったもののカプリ島までは行くことはできませんでした。

青の洞窟までは期待しませんが、せめて近くでエメラルドブルーの地中海を見てみたい!

宿からバスで1時間かけて行くことにしました。
マルタ島移動の足となるのはローカルバス
バスはバレッタを起点として出発しているので、ターミナルもそこそこ大きいです。

バレッタからローカルバスに乗ってPanoramaという場所で降りると、
ブルーグロットの全体が見渡せる絶景ビューポイントが!


ここからひたすら坂を下り、ボート乗り場へ向かいます。

船は8ユーロのチケットを買ってすぐに乗ることができました。
8人ほど乗れるボートで、人数が揃えばすぐに出発します。

ブルーグロットの中に入ると・・・

暗いだけでした・・・。

 

ただ、このボートはブルーグロットの他にもいくつかの洞窟に寄ります。

その他にまわる洞窟がとても綺麗でした!

 

 

洞窟によって青の色合いが違うのが面白い!
その日の天気、光の注ぎ方や波のコンディションにもよるのでしょうね。

【見所その4】古都、イムディーナ旧市街へ

青の洞門を後にして、Rabat行きのローカルバスに乗り、イムディーナ旧市街へ向かいます。
かつてのマルタの首都イムディーナは異国情緒溢れる城塞都市です。

イムディーナ大聖堂は、大理石のモザイクが美しい教会です。
教会とセットで入ることができる教会美術館は、1階には宗教的な道具や、真鍮の装飾品や食器が展示され、2階には絵画コレクションが。意外にも見所がたくさんあります。

城壁の外からイムディーナを見てみると巨大な白い壁で覆われています。
イムディーナはかつてマルタにやってきたアラブ人がつけた名前とのこと。

16世紀オスマン帝国の攻撃の際にはこの重要な要塞をマルタ騎士団が守りきったそうです。
今はだいぶ観光地化されているものの、静かで落ち着いた雰囲気があり、細い路地歩きが楽しいです。

【見所その5】城壁外も趣あり!Parish Church of St Paul

イムディーナ城壁外にある駐車場の右側Triq San Pawl通りを歩いていくと教会Parish Church of St Paulが見えてきます。趣のある小道が多く、ローカルな雰囲気で楽しいです。

Parish Church of St Paul広場前にあるスイーツのお店に列ができていました。

ピスタチオやナッツを使ったクッキー、チョコレートやデーツを使った一口パイなどのマルタスイーツが売られていました。見ていると、店主のおじさんがピスタチオのクッキーを試食させてくれました。さっくりとした食感でピスタチオ感たっぷりで美味しかったです。

【見所その6】ポパイ・ビレッジへ行こう

ポパイビレッジは映画「ポパイ」で使われた撮影セットがそのまま残されている小さな村。
はじめは外観だけ見るつもりでしたが、10.5ユーロで入場できるということで入ってみることに。
4月でしたがまだ冬季料金で、遊覧ボートとアンカーベイがクローズしていたため安かったのですね!

とっても小さいビレッジなので、すべての家の中を見ても1時間くらいでした。
その分、ポパイやオリーブや海賊のショーが定期的に開催されていたり、飽きさせない工夫があります。

オリーブが出てきて、ショーが始まりました

外から見たら可愛いらしいですが、セットの中は古びた感じがあります。

 

面白いなと思ったのは「テイク2」というゲスト参加型のイベント

ゲストがアクターになり「ポパイ」を撮るというもの。
役は参加者たちに割り振られ、ポパイ役も参加するゲストの中から選ばれていました。
ビデオカメラはオリーブやポパイが回します。

約1時間ほど、カットごとにカメラを回し、撮影が終わったら参加者全員でそのビデオを見ます。
最後に映像をDVDに焼いてくれるので買いたい人は購入するという流れです。
ファミリーで参加したら良い思い出になりそうです。

【見所その7】セントジュリアンズのスピノーラ湾とPortomaso Marina

スピノーラ湾は晴れた日中も綺麗ですが、夜は街灯がぼんやりと湾に照らされ素敵です!
周りは散歩道になっていて、美しい海を眺めながら歩くことができます。

ヒルトン前のPortomaso Marinaはレストランやクルーザーが並びプチリゾート感を楽しめる場所です。セントジュリアンズ周辺には比較的お手頃に食事ができるカフェやレストランもたくさんあります。

いかがでしたか?

長い記事になりましが、他にもマルタ島の楽しみはたくさんあります。
船でコミノ島やゴゾ島へショートトリップしたり、メーリッハのビーチで海水浴したり、
エジプトのピラミッドよりはるか昔の遺跡群をめぐってみたり・・・。

治安も良くとても魅力的な国でした!

もし行かれる際には、何かの参考にしてみてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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